【おすすめアニメ】「AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION -」紹介&感想! 風刺とパロディ満載な痛快エンターテイメント! 2月5日と15日には一挙放送も!
ゲーム作品を原作としたアニメ「AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION -」の放送終了から2年、今月の5日と15日の「ゴンゾの日」にかけてニコニコ生放送にて一挙放送されることが決まりました。
2年前の2017年の冬アニメといえば、「けものフレンズ」や「小林さんちのメイドラゴン」などが高く評価されていた時期です。
ですが、僕にとってはそれら人気作品にも引けを取らないくらい大好きなアニメです。
「AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION -」はアクワイアより発売されているゲーム「AKIBA'S TRIP」シリーズを原作としたアニメです。
秋葉原で噂されている破繰者(バグリモノ)。彼らに取り憑かれた人間は同じ破繰者になってしまい、凶暴化してしまうと言われています。
そんな秋葉原に妹のにわかと遊びに来ていた伝木凱(でんきがい)タモツは、破繰者と戦う万世架(まよなか)まとめや、フィギュアショップでタモツの欲しがっていた激レアフィギュアに偶然目をつけた有紗・アホカイネンと出会います。
ショップを出たタモツはにわかが事件に巻き込まれたことを知って助けに向かいますが、破繰者の争いに巻き込まれて重傷を負ってしまいます。
気がつくとまとめに助けられたタモツは、まとめと同じ戦う力を付けていました。
この出会いをきっかけとして、タモツは秋葉原を守るために破繰者たちと戦うことになります。
毎話ごとに決まったテーマにそって破繰者が騒動を起こし、それをタモツたち自警団の「でんきマヨネーズ」が解決していくのですが、ネタがいちいち細かく、そして風刺がきいているんですよね。
例えば7話の「無理というのはウソつきの言葉」では、タモツがブラックバイトに勤めることになってしまうのですが、もうタイトルからしてあの会社が元ネタですよね。
しかも、従業員が宗教じみていたり、特別報酬が金銭ではなくありがとうと書かれた紙切れだったりと、ブラック企業をこれでもかと端的に表現しています。
9話の「ゲームのカードで戦ってしまったのですが」ではカードゲームアニメでは暗黙の了解となっていることにあえて切り込み、ライフポイントが多いルールだと1話で終わらない、直接戦わずになぜかカードゲームで勝敗をつける、「発動していた」など、知らない人ならまず疑問に思うことをネタにしています。
さまざまな事象を皮肉りながらも痛快なエンターテイメントに仕上げた作品、それが「AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION -」なのです。
ちなみに「AKIBA'S TRIP2」のカティ・ライコネンや、アクワイアの公式キャラクターのアクワイアちゃんなどがカメオ出演していますが、原作のシリーズとは独立した作品であるため、このアニメだけ見ても問題ありません。
なので見ましょう。面白いのでぜひ見ましょう。