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【おすすめアニメ】「宇宙戦艦ティラミス」紹介&感想! 壮大な舞台で飛び交うくだらないギャグに笑わざるをえない!

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2018年に分割2クールにて放送されたアニメ「宇宙戦艦ティラミス」。
いやぁ、実にくだらないアニメでしたね。
しかし、それこそがティラミス最大の魅力。
戦争中にもかかわらず繰り広げられるギャグの数々。
僕たち視聴者にできることは、ただ笑って見守ることだけなのです。

宇宙戦艦ティラミスとは?

宇宙戦艦ティラミス」は原作の宮川サトシ氏と作画の伊藤亰氏によるマンガおよび、それを原作としたアニメです。
宇宙暦0156年、人類が増えすぎた人口を生活領域を宇宙に移した時代。
地球連邦政府とメトゥスの民の2つの勢力に分かれ、長きに渡り戦争が繰り広げられていた。
膠着状態が続く中、連邦政府に一人のパイロットが現れる。
彼の名前は「スバル・イチノセ」。
愛機「デュランダル」でメトゥスの民を圧倒するスバルは、若き天才パイロットとして名を馳せる。
地球の運命は彼の手にかかっていた……
が、戦艦ティラミスの同僚に馴染めなかったスバルは、いつしかコクピット内に引きこもる生活を送るようになっていた……

くだらないことで自滅する天才パイロットたち

概要を見る限り、ストーリーは実に硬派で王道なロボットアニメです。
しかし、スバルを始めとした登場人物たちのおバカな行動によってすべてがぶち壊しにされてしまいます。
このおバカな行動というのが本当におバカすぎるんですよ。

1期1話の冒頭、読ませる気のないスターウォーズ風の字幕が流れると、デュランダルコクピット内でスバルとオペレーターがそれっぽい会話をしています。
さぞや壮絶な戦闘が繰り広げられるんだろうなぁ、と思っていると出撃数十秒前だというのにパックの串カツを取り出すスバル。

「……120秒か…… それだけあれば……」

ペェンッ(パックの輪ゴムを外す音)

「1本はいけるなっ(集中線)!!」

いや、食うなよ!

スバルにとってデュランダルコクピットは聖域であり、食事をする時も映画を見る時もほとんどコクピット内で行っているそうです。
100歩譲って軍規違反は見逃すとしても、タイミングが悪すぎるでしょう……
案の定、串カツの衣や下に敷いてあったキャベツとかが散乱してしまい、片付ける前にデュランダルを射出されてしまいます。
勝手にピンチになってしまうスバルですがそこは天才パイロット。
戦闘ではわりとあっさり勝っちゃいます。
天才ってすごいですね。

このあともアレなDVDを整備士のオバちゃんに整理されて動揺のあまり狙撃を失敗したり、給料日に浮かれて飲み食いしすぎておしっこを我慢しながら戦ったりと、自滅しては天才的センスで切り抜けていきます。
1期6話でスバルの兄であるメトゥスの民のイスズ・イチノセが現れ、ようやくシリアスになるか! と思いきや単におバカが量産されただけで、鍵をなくしたと思ったらカバンに入っていたり、大事な目のやつを置き忘れてしまったりと、やっぱり勝手にピンチになってしまいます。
これだけ全力でくだらなさを追求されれば、諦めて笑うほかありません。

くだらないアニメに池田秀一中田譲治を呼んじゃう

主要キャラクターのスバル役の石川界人氏やイスズ役の櫻井孝宏氏はもちろんですが、その他ゲスト声優陣がとても豪華な顔ぶれです
敵対するメトゥスの民最高司令官エスカレド・キャデラックは、なんとあの池田秀一氏が演じております。
そしてイスズの部下にして人口ユニバース感覚覚醒者のララァフェイ・キャラウェイは、潘恵子氏の娘である潘めぐみ氏が担当しています。
やっぱりあのアニメと同じロボットかつ人類が宇宙に進出した世界観だからなんですかね。

そんな中とにかくひどかったのは中田譲治氏と能登麻美子氏の演じたスバルの「陰毛」役。
こんな豪華な声優がひどい役名とともに流れるエンドクレジットもそうそうないでしょうね……

くだらない……を理由に片付けないでほしかったこと

そんなバカバカしいアニメですが、僕としてはもう少し作画に力を入れてほしかったかな、と思います。
もちろん有名な作画崩壊アニメと比べれば崩れている部分はほとんどありません。
ただ、伊藤氏による繊密で高い画力によって生じるギャップがくだらないギャグをさらに面白くしている作品だと考えているので、ショートアニメであってもこだわってもらいたかったですね。

しかし総じて見ればくだらないと感じつつもつい笑ってしまう理想的なギャグアニメでした。
散々「くだらない」を連呼してしまいましたが、このアニメを見た時間は決してくだらないものではなかったと自信を持って言いたいです。