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【ゲーム感想】8時間ほど遊んだ「JUMP FORCE」紹介&感想! 遊戯や冴羽リョウやダイの参戦がうれしい反面、気になるところもかなり多い

2019年2月14日に発売されたPS4Xbox One用ゲーム「JUMP FORCE」。
週刊少年ジャンプ創刊50周年を記念する夢のクロスオーバーゲームで、「ONE PIECE」「DRAGONBALL」「NARUTO」を中心にさまざまなジャンプキャラクターが集結し、現実世界の破壊をもくろむ組織「ヴェノムズ」を相手に戦うというストーリーが展開されます。
ゲーム内容は3体3による3D対戦アクションで、□ボタンや△ボタン連打で簡単につながるコンボや、ゲージを消費して使用する必殺技や覚醒技を駆使して先に体力を0にすれば勝利となります。

これまでのジャンプゲーの中でも映像のクオリティが非常に高く、CPU相手にキャラクターをとっかえひっかえしながら遊ぶだけでもなかなか楽しいゲームにはなっています。
しかし、参戦するキャラクターや一部システム、ボイス周りには少々不満点もありました。
これから購入する予定の方は、思い入れのあるキャラクターが参戦しているかどうかを確認してからにしたほうがいいかもしれません。

遊戯や冴羽リョウやダイといった貴重なキャラクターが参戦!

今作で一番衝撃を受けたのが「遊☆戯☆王」から武藤遊戯、「シティーハンター」から冴羽リョウ、「ダイの大冒険」からダイが参戦したことでした。
3作品ともジャンプ史上に名を残す名作ですが、ジャンプのクロスオーバー作品にはあまり顔を出す機会がありませんでした。
特に据え置き作品に限定した場合、リョウは「ファミコンジャンプ」以来の参戦であり、ダイに至っては初参戦となります。

さらにはこの3人、アニメ版と同じ声優が演じられています。
遊戯役の風間俊介氏、リョウ役の神谷明氏、そして去年亡くなられたダイ役の藤田淑子氏。
参戦しただけでも貴重なキャラクターたちに本家ボイスまで付いているとなれば、それだけで僕には買う価値のある作品ですよ。

好きなキャラクターで適度に遊ぶ分には楽しいゲーム

作品数はともかく、操作できるキャラクターは40人ほどいるため、自分の好きなキャラクターでさまざまなキャラクターを相手に戦うのはやはり楽しいもので、気づけば永遠とプレイしてしまうゲームでした。
映像のクオリティのおかげで必殺技の演出もかっこよくていいですね。

欲を言えば参戦「作品」を増やしてほしかった

パッケージのイラストやホームページ、ストーリーの内容から「ONE PIECE」「DRAGONBALL」「NARUTO」が中心になることは分かってはいましたし、上述したように遊戯、リョウ、ダイが参戦したことはすばらしいことです。
ただ、2014年に発売された「Jスターズ ビクトリーバーサス」に比べて参戦作品が減ってしまったのが残念でした。
特にギャグマンガ作品はまったくといっていいほど出ておらず、「こち亀」や「ボーボボ」といったJスターズに参戦していた作品は軒並み未参戦となってしまいました。
今作のキャラクターに加えてJスターズのキャラクターも使えるようだったら神ゲーだったのになぁと思わざるをえません。

サウンドエディションも出してほしかった

こちらも覚悟はしていましたが、Jスターズにあったアニメの主題歌を収録したサウンドエディションがなかったことも残念でしたね。
Jスターズはループ設定がイマイチでしたが好きな曲ばかり収録してくれていたのでとてもよかったんですけどね。

少々不便なシステム周り

とにかくロードが長いです。
繰り返し遊ぶほどには魅力のあるゲームですが、そのたびに数十秒待たされることになります。
キャラクター編成やアバター編成でなにも変更せずにキャンセルしてもロードが発生してしまうのもテンポが悪いです。
また、△ボタンで左下にミニマップを表示することができ、メインストーリーが進むイベントの場所にマークが付くのですが、目的の場所から離れている時には表示されないため、マップを把握していないとどこに行けばいいか分からなくなってしまいます。

ちなみに、現状ストーリーモードの録画が禁止されているため、ロード画面をはさむたびに禁止区間のお知らせが表示されます。
頻繁に出てくるため動画を配信されない方は設定でオフにすることを推奨します。

近距離では歯が立たないCPUも間合いをとれば一方的に倒せてしまう

ストーリーモードではヴェノムズの手によって操られてしまったジャンプキャラクターに勝つことで仲間にできるのですが、これが結構強いのです。
ガードが的確で攻撃を当てることが難しく、あっという間に体力を削られてしまいます。
しかし、相手と距離をとると当たるはずのない必殺技を連発してくるようになるため、発動時のボイスが聞こえた瞬間にかめはめ波のような遠距離必殺技を使えばあっさり勝ててしまいます。
救済措置というべきか大味というべきか。

ボイスの使い方に不満あり。リュークにいたってはボイスなし

キャラクターごとにダメージを受けた時のボイスには大きく分けると小と大の2種類が収録されています。
このボイスの使い方がちょっと気になりました。
というのも、このゲームには□ボタン連打で「DRAGONBALL」のような吹き飛ばした相手を追い越して追撃するコンボがあります。
キャラクターによっては何回か空中で追撃できるのですが、ダメージを受けた際に再生されるボイスが全部大のほうなんですよね。
どういうことかというと、たとえば遊戯がくらった場合、

「ああぁぁ~~~~!!!」
「うわぁぁ~~~~!!!」
「ああぁぁ~~~~!!!」

といったように、せっかくのボイスも連続して聞いてしまうとなんだかMAD動画でもみている気分になってしまうんですよね。

ストーリーモードでは最初こそボイス付きですがすぐに字幕のみのシーンが増えだします。
どうやら、「ONE PIECE」「DRAGONBALL」「NARUTO」以外の作品はあまりしゃべってはくれないようです。

また、ストーリーモード限定で登場する「DEATH NOTE」の死神のリュークにいたってはまさかのボイス未収録。
そのため、ムービーシーンでボイス付きで話すライトに対してリュークは字幕のみになってしまいました。
アニメ版の中村獅童氏の出演が厳しかったのでしょうか。

 

8時間遊んだ時点での感想ではありますが、不満を持ちつつもなんだかんだで楽しめております。
今後のアップデートでいい方向にいってくれることを期待しております。