29歳から始めるブログ生活

【おすすめアニメ】「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」紹介! 魅力的なキャラクター愛にあふれた平成の大傑作!

www.nicovideo.jp

2009年から2010年にわたって放送されたアニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」。
アニメの放送話数といえば1クール約12話や2クール約24話というのが相場ですが、この作品は荒川弘氏の原作漫画にそった内容にするためか、5クール64話という珍しい話数で放送されました。
全編視聴するのはなかなか骨が折れますが、それだけの価値は十二分にあります。
むしろたった64話でこれだけの内容をきれいにまとめていることに感心してしまいます。

主人公のエドワード・エルリックを始めとするキャラクター1人ひとりが目標のために行動し、やがて1つに収束していく完成度の高いストーリーは何年経っても色あせません。

live.nicovideo.jp

ゴールデンウィークにはニコニコ生放送にて一挙放送が始まります。
お時間のある方にはぜひ見ていただきたいですね。

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMISTとは?

金術、それは「等価交換」の原則のもと、物質を理解、分解、
そして再構築する、この世界で最先端の科学である。
この錬金術において、最大の“禁忌”とされるもの「人体錬成」。
亡き母親を想うがゆえ、禁忌を侵し、全てを失った幼き兄弟。

機械鎧オートメイル)をまとい、「鋼の錬金術師」の名を背負った兄、
エドワード・エルリック
巨大な鎧に魂を定着された弟、アルフォンス・エルリック

二人は失ったものを取り戻すため、「賢者の石」を探す旅に出る。
兄弟は「賢者の石」の真実に近づくにつれ、大きな陰謀の渦中へと突き
進んでいく。

暗躍する人ならざる者たちの存在。
徐々にその本性をむき出しにする軍事国家アメストリス。
虐げられた民の果て無き憎しみと復讐の念。
錬金術がもたらす幾多の悲劇。
点在する悲劇は、やがて線になり、人を、民を、そして国すらをも巻き
込んでいく。

兄弟は絶望と希望の狭間の中、それでも前に進む--。

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST公式ページより引用

エルリック兄弟から名もなきモブに至るまで魅力的なキャラクターたち

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の何が素晴らしいかといえば、魅力的なキャラクターたちがその魅力を保ったまま描かれているところだと思います。

エルリック兄弟の兄エドワードと弟アルフォンスは、体を取り戻すためであっても人々を犠牲にはしない信条も持ち、道を外れそうになっても互いに支え合いながら前へと進んでいきます。
念願の賢者の石を手に入れても、自分のためではなく多くの人々を救うために使ったり、序盤で救うことのできなかった女の子のことを最後まで気にかけるなど、ブレることのない筋の通った性格はメインキャラクターにふさわしいです。

お父様から作られたホムンクルスたちは犯した罪は大きいものの、人間とは違ったコンプレックスを持ち、それらが垣間見えるシーンでは共感できるところも多々ありました。
特に憤怒のラースことキング・ブラッドレイは戦闘シーンの作画のよさや名言の数々もあって、最後まで強い存在であり続けた敵ながらあっぱれな男でした。

また、元々はただの小悪党であったヨキはもちろんのこと、名もなき兵士やラジオ局のディレクターのような人物に至るまで印象に残る活躍をしており、制作陣のキャラクターに対する愛情を深く感じましたね。

涙なくしては見れないヴァン・ホーエンハイムの生涯

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」は涙腺に来るシーンがいくつも存在しますが、中でもエドワード・エルリックの父親であるヴァン・ホーエンハイムが絡む終盤のシーンは、おっさんである僕を完全に泣かせにきます。

故郷のあらゆるものをすべて失いながらも家族を持ちたいという夢を叶え、トリシャの夫として、そしてエドとアルの父親としてお父様と戦う姿には本当に惹きつけられます。
最終決戦後のアームストロング少佐との会話、そしてトリシャの墓の前で語りかけるシーンは涙腺崩壊必須です。