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【おすすめアニメ】「亜人ちゃんは語りたい」紹介&感想! 亜人たちの心あたたまる学園コメディ

2017年1月~3月にかけて放送されたアニメ「亜人(デミ)ちゃんは語りたい」。
バンパイアやデュラハンといった特異体質をもった亜人と、亜人に興味のある高橋先生との交流を描いた学園コメディですが、最後まで安定して面白い作品でしたね。
派手さはないですが、むしろそれでいいとさえ思えます。

亜人ちゃんは語りたいとは?

人間とは異なる特徴をもった「亜人」と呼ばれる者が個性として認められ、社会に溶け込むようになった時代。
柴崎高校に教師として勤める高橋鉄雄は亜人に興味があるものの、今まで一度も会うことがなかった。
だが、着任4年目にしてバンパイアの小鳥遊ひかり、デュラハンの町京子、雪女の日下部雪、サキュバスの教師の佐藤早紀絵と4人もの亜人と出会う。
亜人のことを詳しく知りたい高橋は興味本位で話を聞くことに。
しかし亜人たちにも悩みがあることに気づき、やがて生徒として真剣に向き合うようになっていく。

亜人ちゃんの悩みの根底にあるのは人間らしさ

概要にある通り、亜人たちの悩みを聞きながら解決へ導いていくというのがこのアニメの主な流れです。
特異体質である亜人たちは、それぞれ独自の悩みをもっています。
ですが、彼女たちが悩む理由は亜人である前に人間だからです。
たとえばサキュバスである早紀絵は男性の性欲を亢進させたり、淫靡な夢魔を見せたりする性質をもっています。
そのため社会で生きていくためにできるだけ人と接しない生活を送らざる負えず、結婚はおろか恋愛すらまともにできずにいます。
このように、悩みの根底にあるのは人間となにも変わらないのです。

亜人ちゃんの恩返し

 11話「亜人ちゃんは支えたい」で、教頭の言葉を受けた高橋は亜人との接し方について考えるようになります。
自分だけが積極的に支える必要はない。
むしろ過剰に接するのは彼女たちの将来のためにならないのではないかと。
するとそこにひかりから1本の動画が送られてきます。
そこに映っていたのは、雪を先頭に、京子、早紀絵がこれまでのことに感謝を述べる姿でした。
そして様子を見に来たひかりには、「頑張るにやりすぎなんてない。」「頑張っている人に対して周りができることは、支えたり感謝を伝えること。」「いつも頑張ってくれて本当にありがとう。」と直接お礼を言われます。
それを聞いた高橋は涙を隠すようにうつむいてしまいます。
先生が頑張ってきたことはやはり間違いではなかったんですね。
見てる僕も思わずジーンとしてしまい、このアニメを見て本当によかった! と思える名シーンでした。

亜人ちゃんは亜人とは関係ありません。

ちなみに、桜井画門氏のマンガ「亜人」とは関係ないそうです。
僕は亜人ちゃんが放送されるまで気が付きませんでした……